2002年9月1日のキス名人戦


私が全日本サーフに入って、初めて参加した大会が、兵庫協会のキス名人戦です。
その頃、キスの引き釣りは始めて2年目、結果はともかく、ただ釣ることが楽しかったのが思い出されます。
HPをご覧頂いているみなさまには、「地獄の砂丘越え」の釣行記を記憶して頂いている方もおられるでしょうか?
その時の結果は、64匹釣って14位。以外な好成績に自分でも驚きました。
その年、レインボーキャスターズさん主催のキス釣り大会でも、10位。今にして思えばあの頃が最も調子良かったような・・・・
無欲の結果とでも言うか・・・・

昨年のこの大会は、シマノジャパンカップの中国予選と重なり、私はジャパンカップの予選に参加したので、参加できず。
キス釣りの大会は、自分に取って最も大きいのが、クラブ対抗戦、次がジャパンカップ、三番目がこのキス名人戦です。
今年、クラブ対抗戦、ジャパンカップ中国予選と、納得の行く結果を出せず、シーズン最後の大会のつもりで、相当気合を入れていました。
先の2大会は、仕掛け、気持ちとも準備不足で望んで、自分的には惨敗。そこでこの大会に向けては、さんざん日本海に通って標準仕掛けから見直し、お盆休みを使って仕掛けも十分用意して、しかも台風で荒れた場合用の仕掛けまで準備して、完璧なはずでした。
丘越えは、自分の体力では、命賭けになってしまうので、そこまで負担の掛からないルートも取ることにして、実績場である砂丘会館下に行くつもりでもいました。

土曜日夜9時、クラブメイトのククレカレイ氏と出発。台風の影響で、荒れるのは間違い無しと期待?して、砂丘に向かいます。
海の様子が見たいので、集合場所の砂丘会館は通り過ぎて、第二海水浴場付近を目指します。
ところが、その途中の道で大会時に車を止めるつもりでいた第1駐車場が、工事の為入れないことが判明。ショーック!!
第1駐車場に車が止められないとなると、岩戸方向かはたまたいつもの千代川方向か????
海水浴場まで行くと、海は予想に反して凪。でも、台風の影響で強烈な追い風。仕掛け、どうしようか???
下見を終わって、車に戻る途中で、見慣れた迷彩服とすれ違います。クラブのPドランカーさんでした。同じ車に、しおざきさん、しもやん、F原さんと4人お揃い。みなさん考える事(海の様子見)は同じ?

AM4:30、説明終了後出発。岩戸方向に走る車としては、2番手の好位置で出発することが出来ました。いつもの千代川河口付近ではなく、第二海水浴場の東でやることに決定。階段状の護岸を下りて、東に行くとテトラの前に少しだけ砂浜があり、しかもそれは途中で切れていて、端まで行けば少なくとも自分より東は釣り人が入れないことは事前(2週間前)に確認していました。
ただ2週間前に来た時は、ポイントが遠く、しんどい釣りになりそうでしたが、今日は絶好の強烈な追い風。楽に6色ゾーンは、引くことが出来ると判断しました。
釣場に入ると、まだ殆ど真っ暗。しかし、開始時間のAM5:00は刻々と近づきます。ライトは車の中に2個も積んでいたのに、ポイントを抑えることだけに集中して、持って来るのを忘れてしまいました。
仕方ないので、月明かりだけで何とか天秤と仕掛けをセット。
AM5:00、第一投。
バチーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???????
投げる時に何か異常な抵抗があった感じはしました。今シーズンまだ一回も力糸を切ったことが無いのに、こんなに準備した大会でなぜ???
もう頭は真っ白です。
絡んだことなど見たことも無い、スピンパワーに取り付けたG社ジーシス用のバットガイドにピンクのPE力糸が思いっきりダンゴになって絡み付いています。
一気に噴出す冷や汗。とにかく替えスプールを取り出し、交換。
第2投。ところが錘が全く載った感じの無いまま、振り終わります。直後、ズボッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???
たぶんあの音は、糸がダンゴで出て行った音。しかし、一応前には飛んだようなので、そのまま引きます。
しかし、魚信が全くありません。力糸の結び目が見え出した頃、結び目の少し手前にダンゴになったPEの塊を発見。
部分カットして、暗い上に強風でとてもやりにくい中、電車結びをなんとかやりました。
で、上がって来た仕掛けを見ると、鈎が一本無くなっていて、その他の鈎にはエサが全く残っていません。
ようやく明るくなって来て、錘を置く場所になにか問題があるのかと、良く見ると、錘を置いただけで、錘が殆ど砂にめり込むような柔らかい砂地であることが判明。これのせいで2段振りになっていたようです。
今度は錘をそーっと置いて、軽くスイング。やっとこさ気持ち良く糸が出ていきます。3投目にして、やっとまともにさびけそう。
しかし、引いてみても、魚信は全くありません。なのに、又、鈎は無くなっているところが増えて、エサもありません。
もしかして???
隣で釣ってるククレさんの様子を聞くと、やはりさっぱりとの事。
で、もしかしての答え
ククレカレイ氏:「フグ釣りました」
Tsuchy:「もしかして、クサフグやなくて、黒っぽく無かったです?」
ククレカレイ氏:「そうそう、いつものと違うわ」
Tsuchy:「あかん、場所替えしましょ!!」
そう、9月になると弓ヶ浜から、鳥取市にかけては、「金フグ」が出てきます。少し早い気もしましたが、起きている事象と、ククレカレイさんが釣ったのから言うと、もう「金フグ」間違い無し。仕掛けはいくらあっても足りないばかりか、モトスも、道糸さえも切ってしまう恐ろしいヤツ。
開始から30分後のことでした。さっさと場所変え決定。
もし、金フグなら多少の移動では、全くダメ。思い切って千代川河口まで行くことにしました。
丁度、車を出した直後、しおざきさんからTel。
しおざきさんの入った、砂丘会館下もさっぱりとの事。これは絶対千代川河口横が正解に違いないと確信。
千代川河口のいつもの駐車場には意外と車は少なく、ナンバーから見ても大会参加者は少ない様子。
川沿いに歩き始めて、びっくり。遮るものがなにも無いので、風をまともに受けます。まさに台風並。(台風なんだから当然か)
浜に出ると、一番西端が丁度二人分くらい空いています。
これ幸いと私が一番西端、その東にククレカレイ氏が入りました。
こちらは波気があったので、荒れ用仕掛けで投げます。
すると、キスが3連。(^^)
4投くらいやりましたが、素鈎無し。但し、事前情報通り、イイダコも良く釣れます。
5本鈎に変更して、2連+イイダコのようなパターンが続きます。
イイダコは、乗ってくると、良く魚信?が出て、重くなるので直ぐにそれと分かります。イイダコが乗ると、どうもそれっきりキスは食ってこない様子。
しかも必ず4色でイイダコ。イイダコカケアガリの手前に落とせば??と、近投で攻めてみます。
追い風が強烈で、近投が物凄く難しい状況。結局5色以上飛んでしまいます。
そこで、5−4色は殆ど錘が浮き上がるくらいの高速で巻き、4色の中頃から通常さびき。すると、2色に入るところで、ブルブル。
追い食いしている感触もしっかり伝わってきます。
で、上げて見ると5本鈎パーフェクト。(^^)
次3連、その次も3連。調子が良いので、8本鈎に変更。この日の為に作った、新標準仕掛けをやっとここで取り出しました。
4〜5連が続きます。カウンターも確実に上がり始めます。やっと調子に乗れました。その時既に7時過ぎ。
8時までは、快調に釣りました。
8時過ぎ、ククレカレイ氏が「調子ええですねー、ひょっとしてかなりええ線行くのと違います?」
完全に調子に乗って来ていた私は、成績を出す事は移動を決めた段階で一旦諦めたはずなのに、もしかしたら最初の1時間のロスを取り返せるかもと言う気になってしまいました。その時、カウンターの数字36。時間は8時。ククレカレイ氏には、「このペースだったら、あと40尾くらいは釣れるかも」と答えつつ、気持ちは最初の1時間の分を取り返して、数はあと60尾は釣って、出来れば入賞を・・・なんてことを考え始めていました。
(時速では30尾近くが出ているはず。あと2時間で60尾・・・)
今思うと、それが決め手でした。自滅への・・・・・・・
数を意識した瞬間から、仕掛けが絡んで、釣りになりません。錘が回っている様子。近投は、いつもサイドスローで投げていますがリリースの瞬間手首をひねり込んでしまいがち。先日来それが錘が回る原因と分かって、意識して直すようにしていたのですが、大会となるとこれがダメ。
頭と体の動きが一致しません。そうこうする内、今度は道糸もダンゴに。二度振りです。
原因は頭ではわかっているのです。でも、気持ちが焦って来ると、治るものも余計に治りません。
良く、フォアボールを続けて満塁にしてしまうピッチャーとかいますよね。最後に満塁ホームランを打たれるような。(^^;
今日の私はまさしくそんな状態でした。誰を責めることも出来ません。単純に自分のメンタルな部分の弱さです。
あれだけ準備して、こんなはずでは・・・・・・・と言う気持ちが、もうどうやっても修正方向には動きませんでした。
そこから一時間半、結局カウンターは一匹たりとも増えませんでした。もっとも、8時半にはその周辺ではキスは殆ど上がらなくなっていたのですが、それも全く私には見えていませんでした。見切って移動すべきだったのです。
完全に自分が嫌になり、張り詰めた気持ちが無くなった頃、キスがポツ、ポツと釣れて、タイムアップ。結局40尾ジャストでした。最後2時間の早かったこと。

検寸場に戻ると、トップは300尾とか、ウワサが流れています。他の人達がぶら下げている、キスの入った袋の大きさ。(@_@)
またも惨敗を思い知らされて、一気に意気消沈。

成績発表です。

神戸投翔会からは、しおざきさんが5位、Pドランカーさんが7位、ロンリーさんが15位に入賞。
1〜4位をレインボーキャスターズか独占と言う、相変わらずの強さでしたが、来年はきっとしおざきさん、Pドランカーさんがやってくれるでしょう。
えっ、私?
来年キス釣りやってるかなー(゚O゚)☆\(^^;) バキ!


尚、一位(名人)はレインボーキャスターズのOさんで、180尾でした。
しかし、転んでもただでは起きないのが、投翔会魂。
私はしっかりとラッキー賞(海草天秤6本)を頂きました。
でもラッキー賞で私の前に当った人がダイワの投げ専クーラーで、私がクジ引いた人(最後の一本)がスーパーエアロEV。
「何やらしても中途半端やなーってか?」・・・・ククレカレイ氏談
ほっといてー(^^;;

写真は、入賞者+ラッキー賞の神戸投翔会集合写真です。
ラッキー賞が一番偉そうやったりして。(^^;

さて、来週は報知杯。気力が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・