2002年11月2,3日の宮城北部


待ちに待った三連休。仙台で仕事を済ませた後、そのまま居残って宮城北部の釣りを楽しんできました。
道具は、レンタカー屋さんに宅配便で送りました。
前回は、マコガレイ日本記録の寄磯に約一年半前に挑んで、自己記録を1cm「下回る」マコ。
今回は何とか自己記録を更新したいものです。

石巻のホテルに宿を取り、一本釣り師さんのHPで紹介されている渡波の津田釣具店でエサを仕込み、岸壁に出てみます。
突然やって来た冬将軍で、突風に近い季節風が吹き荒れています。
来週も仕事が立て込んでいて、風邪なんか引いてる場合じゃないので、グッとがまんして車横付けでやれる場所を探します。前回の遠征時に買っておいた航空写真版のポイントガイドを見て、アイナメも狙える渡波漁港の荷揚げ場付近で竿を出すことに決定。荷揚げ場は超近投で攻めるのが各地共通のはずと、10m以内の近投で攻めてみました。風が強烈な為、竿立てに竿3本を立てかけることが出来ません。
竿2本で勝負しました。
時折車ごと揺れる強烈な風。三脚も4回くらい倒されました。
7時半頃、竿先を揺らす魚信。合わせると独特の頭を振る動作。

渡波漁港荷揚げ場横のカーブ付近。ポイントガイドで地形を眺め、絶対ここと思いましたが、船が至近距離を通るため、遠投出来ません。
50mくらい投げられたら、たぶんGOODと思います。
対岸までは、道糸が細ければ簡単に届く距離。水深は十分深く、潮は劇的に速い為、エサ取りはあまりいません。
ただ、アオイソメは恐らくウミタナゴに食われていたようです。
お腹の張りから、抱卵していると思われます。
33.8cm。
ユムシに来ました。

その後も、見た目30pのアイナメを追加。
10:00頃、近投ばっかりしていたイライラがピークとなり、エサの補給もし直して、風裏のはずの牡鹿半島北側に移動。
しかし、何処に行っても谷あいの為、風が巻いていて、風裏になりません。
寄磯は工事でダメとの情報を頂いており、結局その一つ手前の前網浜に入りました。
写真で見ると、波止の根元付近は岩礁帯まじりで、思いっきり根掛かりしそうですが、根掛かりは別に苦にならない私は、迷わず根元へ。
でっかいアイナメとカレイの両方を期待。
さすがに岩礁帯、錘ごと2回ほどやられました。しかし、2時間ほどでしたが、30.0cmのアイナメはゲット。風が突如色々な方向から吹いてくるので、なぎ倒される竿が可愛そうになり、元の場所に戻ることに。
しかし、日没まで粘るも、追加は出来ず。満潮潮止まりの一番良い時間に間に合ったのに、残念。
しかし、風は朝よりは弱まって来ていて、明日はガチンコ勝負出来そうです。
ラジオを付けると、宮城北部に出ていた強風注意報が解除されましたとのこと。俄然やる気が出てきます。
そして、今日は自分どころか周囲を含めても全く見かけなかったカレイ様のお顔が見たい!

翌日、再び釣具屋さんからスタート。
ところが、船釣りの団体さんが入っていて、中々エサを買えません。
やっとこさエサを買って、下見してあった渡波大波止の入り口に行ってみると・・・・
ズラーッと並ぶ車の列。八王子ナンバーなどの車も。さすがに三連休、関東方面からも多数来ている様子。ポイントが心配になります。
イシガレイ日本記録のポイントなどは、もう入れないだろうなと思いつつ、何とか車を止めて波止の根元の埋立地に入って行きます。
車の数から予想は出来ましたが、波止の先の方から15m置きくにいに投げ釣り師がズラリ。何とか入れそうな場所も無くは無かったものの、埋立地にもかなり気合の入った道具立ての投げ釣り師が一人。たしか手前は私のメインテーマ、マコガレイも釣れるはず。
大型イシガレイは最近めっきり数が減ったとの話もあって、マコ狙いで埋立地に入る事にしました。
潮が速いので、近投作戦。
開始早々、カレイが釣れ・・・・・たと思ったら、目の前でバラシ。見た目25cm無いくらいだったので、ショックは少なかったですが、一人で苦笑。
横の人の様子を聞きに行くと、まさに大きなアイナメが上がった所。見た目38cm。
「ユムシがええで」と関西弁。後で分かったのですが、大阪のTサーフの会長さんでした。
釣り座に戻ります。潮は完全に止まり、干潮の時間帯。
竿先を見ていると、小さな揺れが続きます。合わせて見ると、ゴンゴン頭を振る動作。これは完全にアイナメです。

アイナメ34.2cm。
竿を出した場所は、渡波の大波止の根元にある埋立地。
後ろに万石橋が見えます。このあたりから沖は徐々に水道が広くなっていて、対岸までは400m以上ありそう。

昨日から、かれこれ4匹目のランク物。カレイが狙いですが、もちろんアイナメも大歓迎。それにしても、大きなエサに飛びつきます。
しばらくして、糸がふけている竿があり、あわせて見ると重い!。
期待して巻上げ開始。寄って来るに従って、頭を振る動作。しかも、これまでとは比較にならない力強さです。手前に寄せてくるに従ってさらに抵抗が強まってきます。巻いても中々浮いてきません。ようやく、足元近くになってから浮いた魚影を見て腰が抜けそうになりました。あんな大きな頭の魚、ソイとか、コイとかそういう魚かと思いました。
で抜き上げて、その巨体に再び驚き。(@_@)

こんなの釣ったこと無いです。当然自己記録更新。
アイナメ45.5cm。
鈎はしっかり飲み込んでいました。つまりユムシ丸飲みです。
ポン級アイナメにビールビンとか、腕とかと言う表現を使いますが、こいつは「ふくらはぎ」級でした。

カレイでは無かったですが、地元では先ず釣れないCランク(45以上50未満)のアイナメに、感動の一言。
昨日から、Aランクは割りと釣れていましたが、あれはこの辺りでは標準サイズに過ぎなかったのでしょう。
その後、立て続けに、Aランク(30以上40未満)を2本追加。あんまり嬉しいので、あちこちに電話。聞かされたみなさん、失礼しました。(^^;;

さて、アイナメの時合いが治まったころ、カメラを持った記者風の人に「四協会の方ですか?」と声を掛けられました。
何のことかと聞くと、今日は全日本サーフ東北協会、新潟協会、千葉協会、東京協会の4協会合同の大会とのこと。道理で投げ釣り師が多い訳です。
関西と比べて、どうかと色々聞かれ、しばしお話しました。ただ取材では無く、記者さん(廣済堂)の個人的興味が中心だったようです。

その後、TサーフのK会長と私の間に、地元東北サーフの方が一人入られ、色々お話を聞きました。私の入ったポイントでは過去45cmのマコも出ており、マコガレイのポイントとのこと。やはりここまで中に入るとイシガレイは出ないとのお話。使っておられたエサを見せて頂くと、マムシ(イワイソメ)。最初波止の南にある砂浜からやっておられたものの、イシモチが煩いので転進してきたとのこと。
その後、大会役員とおぼしき方にも声を掛けられ、先ほどのアイナメを見せた所、「10位以内には入れるよ」との事。いや、私は参加者じゃないのですが・・・・・(^^;;
潮はさらに速まり、川のように流れます。心配した根掛かりも翼港ほどでは無く、大蔵海岸近投クラス。適当に40mほど投げて、観音回しを続けます。
こんな激流では、何も釣れないだろうとただ機械的に、打ち返しを続けます。
隣の東北サーフの人も、諦めて場所変え。
ところが突然、竿に激震。
合わせてみますが、かなり糸がふけていて、抵抗がありません。巻き上げ出すと、異常な重さ。
近づくと、再びあの頭を振る動作が伝わってきます。先ほどの45.5cmに勝るとも劣らない強烈な抵抗。
何とか寄せて、顔を見てやっぱりビックリ。デカイ・・・・
で、抜き上げようと、水面から離した瞬間。ゴゴン、ボチャン・・・・・・・・
強烈な最後の抵抗で、魚は海中へ。「あーっ〜・・・・・・・・」
きっと、叫び声がこだましていたと思います。(T_T)
ハリスが切れたのかと、仕掛けを見ると、エサも鈎も残っています。針先がユムシから出ていません。つまり、口に引っ掛かっていただけ??
しばらく呆然としてしまいました。
ようやく気を取り直し、ここでようやくタモの組み立て開始。持っていても使わなければ全く無意味。後悔先に立たず・・・・・・
その後、TサーフのK会長が様子を見に来られた時に、またも竿に魚信。
網を入れて頂く準備に入ったものの、手前まで寄って来て、小さい事が判明。そのまま抜き上げ。それでも32pありました。
結局、アイナメのランク物だけで、Cランクを含んで、計5匹。これは完全に出来すぎです。痛恨のバラシもありましたが、それも話のタネと、納得。
ただ、いまだカレイ様を釣っていません。朝のバラシが最初で最後??
満潮時刻と帰る時間が近づき、終盤に強いと信じる自分の気持ちもあり、いやが上にも高まって来る緊張感。
潮がかなり緩んで来ました。もうアイナメは十分なので、完全にマコガレイ狙い。鈎もようやく2本鈎に変えて、アオイソメのみのエサ構成にして、遠投開始。遠投一発目で、なんとマコが釣れました。但しサイズは22.5cm。これでは、納得行きません。

渡波で初めて釣ったマコガレイ。その薄さに、イシガレイかと思いました。

さらに遠投。すると、真ん中の竿先が一瞬ペコリ。これは完全にカレイの魚信です。
巻き上げ途中のしめ込みを味わいつつ、上がって来たのは29.5cm。
隣で釣っておられたTサーフのK会長も、「カレイ釣ったんか?」と様子を見に来られます。
地元でなら、これで納得して帰るサイズなんですが・・・などとしばし会話。K会長と同行のRキャスターズのNさんが60のイシガレイを同波止のカーブ付近で上げたとの情報も。
やっぱり、サイズは先端寄りか・・・・・
いよいよ満潮からの下げが始まる時間帯。K会長の読みもここが時合い。釣り座に戻られます。
一番遠投した竿を煽ると、重い。先ほどよりは完全に重く、しめ込みも一際。これは完全に40は行ったかと期待十分で巻き上げて来ると・・・

重いわけです。マコガレイ24.5と25.5のダブル。ダブルは始めての経験。どちらもエサはアオイソメ。

帰る時間が近づき、片付け始めた時、2本目の竿にも同サイズのカレイ。
「潮止まり前後にバタバタっと釣れる」と言う表現が良くものの本に載っていますが、まさにそんな感じでした。
しかし、どのカレイも感覚的に地元明石の半分くらいの厚みしかありません。ペラペラ。裏を見ても尻尾の付け根が黄色くなく明らかにマコガレイなんですが、薄い。
しかし、一気に5枚は始めての経験、気分の悪いはずはなく、重〜いクーラーを必死の思いで車まで運んで、レンタカーの返却時間ギリギリセーフ。
仙台空港から大阪に向けて、帰りました。
しかし、到着した伊丹空港から空港連絡バスに乗り、それを降りてからが、地獄。クーラーと仕事用のカバンの重いこと。竿だけは、絶対無理と空港から宅配便で自宅に送りましたが、本当に死にそうでした。
ようやく自宅に辿り着いたのが、PM10時40分。そこから魚拓を取り始めます。
魚拓を取り終わって就寝したのは、AM2時を過ぎていました。さすがに即日釣行記UPはできませんでした。(^^;;

それにしても、渡波はすごいところです。日本記録のポイントに拘らずとも、こちらではまず出来ないような釣りが出来てしまいます。
エサ取りと言うか外道がアイナメ。他にはエンピツ級のアナゴが一匹釣れただけで、地元では一杯釣れてしまうチャリコ、ハゲ、フグがいません。
もう一回行こう・・・・と心に固く誓いました。地元でのエサの無駄消費は抑えて、貯金モードです。



[釣行ガイド]
私は一本釣り師さんのHPを参考にさせて頂きましたが、簡単に書くと・・・・・
仙台空港まで、飛行機で行きます。正規運賃は高いですが、最近の割引キップを上手に使えば、振り出し竿の安いのと同じくらいの出費です。(片道)
空港から、高速道路で石巻河南インターへ。所要約1時間。高速代¥1950(片道)
石巻市内の適当な宿泊施設に泊まり、渡波までは車で10分〜15分。
帰りは混むので、レンタカーの返却2時間前には撤収を。
レンタカーは、今回はホンダロゴでした。48時間のレンタルで、一万円強。
エサ代は二日で、八千円。(竿3本)
ガソリン代約¥2,000。
今回、ビジネスホテルに泊まりましたが、これが約¥6,000/泊
飛行機代を除く合計は、約4万円。但し、今回はこれ以外に宅配便の料金が計約¥6Kくらいかかりました。
後は飛行機のチケットをいくらで入手するかによります。
複数で行けば、レンタカー代を割れるので、もう少し(数千円)安いでしょう。


今回の釣果(おさらい)

うちのまな板の寸法は、横方向44cmです。(@_@)
初日の釣果。
一番下のは、目測30cmでしたが・・・・(^^;;
Aランクを終了と思いましたが、一匹足りず。
あとは地元で釣りましょう。
カレイ5枚組(^^)

マコガレイ22.5cm
マコガレイ25.5cm×2
マコガレイ24.5cm
マコガレイ29.5cm

[耳寄り情報]
地元の釣り好き?おじいさんに声を掛けられて、その人が言うには、大きなアイナメ狙いの特エサはどじょうとのこと。
このおじいさんのお言葉を信じて、大きなアイナメの中骨をダシに味噌汁にしたらお言葉通り大変美味しかったので、きっとどじょうの話も本当でしょう。尚、渡波の津田釣具で買った「カレイの本」と言う船釣りの本には、大きなイシガレイは魚食性が強く、エサはどじょうが良いとも書かれていました。
今度、イシガレイを狙うときは、どじょうも用意してみたいと思います。(^^)v