2003年5月16〜18日の渡波
第一話:「アイナメが好き」編


パンチドランカーと言う、殴られすぎたボクサーがなる症状がありますが、最近の私は全くそういう症状かも知れません。
一回目の東北遠征では、雨の中辛うじて一匹。
しかし、2回目の東北では、アイナメのランク物を爆釣。是非もう一回来たいものだと心に誓ったのでした。
そして、みなさん覚えておられるでしょうか、昨年秋にビギナーの会社の女性に横で50UPのイシガレイを釣られた事件。(^_^;)
それらが立て続けにあったために、最近の私は地元での釣にはトント気合が入らず、大物を狙っての遠征か、はたまた大会でしか燃えられない人になってしまいました。
1月〜3月はもうひたすら主に家でじっとして、貯金モード。3月始めに、5月分のJALのバーゲンフェアのキップが発売になるや、すかさずキープ。行く気満々のククレカレイ氏の分も合わせて二人分。
例年なら、3月、4月は日本海通いですが、それもせずひたすら5月を待ちます。GWは鳥取に行ったものの、既にシーズンはピークを過ぎていた様子で、アイナメしか釣ることが出来ませんでした。益々東北釣行への高まる期待。

いよいよ、東北に行く日がきました。今回は金曜日から出発しての3連戦。
仙台行きの飛行機は、平日なのにパックツアーの人ばっかりで大変混んでいました。GWも終り、パック旅行も安かったのかな?

■5月16日
さて、初日は雨の予報。取り合えず石巻まで行って、車横付けで釣れる場所を探します。
最初は、石巻漁港の港内で竿を出してみることにしました。なんとなくマコがいるような気がして。

石巻漁港の冷凍倉庫前。水深は結構あり、いかにもマコガレイがいそうな泥底。
隣で竿を出すクレカレイ氏。

しかし、30分くらいしてもエサも取られません。そうこうするうちに、雨の予報のはずが青空が少しのぞいてきました。意を決して、渡波の大波止に場所変え。
昨年秋は、カレイののっこみ真っ最中で、巨大イシガレイを求めてズラリと投げ釣り師が入っていて、入ることが出来なかった大波止です。
しかし、天気がどうも怪しいので、あんまり奥には行かずに、最初の曲がり角から数えて電信柱6本目と7本目の間に釣り座を構えました。

今回の東北遠征で初めてククレカレイ氏が釣った魚は、25cmくらいのアイナメ。
いつもならキープですが、初日でもあるし場所が場所だし、鈎も飲み込んではいなかったのでリリース。
「アタッター」の嬌声とともに上げてきたのは、良型クサフグ。場所が変わってもいつものペースでんがな。(^_^;)

潮は、明石よりも境水道よりも速く、しかもエサ取りもいるらしく、とりあえず2K分だけ用意した青イソメはすぐに底をつきかけます。
ククレカレイさんが、エサを買いに行ってくれることに。
で、そのあと直ぐに、私も初めての魚を釣りました。

でっかい頭
まだらなお腹。

見たこと無い魚なので、波止場の先端の方でやってた地元の人のところに持っていって聞くと、「カジカ」との答え。
それなら、特別大物で申請できるのか?と認定サイズを確認すると、30cm以上となっていて、丁度一寸(3.3cm)ほど足りません。
寸足らず(略してスンタラ)です。(^_^;)
続いて、ククレカレイ氏がマコガレイをゲット。

21.0cm
ヒトデ一緒に上がったので、大きさを錯覚したとか。
先日、私もそういうことがありました。

さて、夕方になり、いよいよ満潮の時間帯。期待が高まります。
緩んできた潮に、ここぞとばかりにユムシで遠投。魚信を待ちます。すると、一番遠くに投げた竿に明確な魚信。あわせると完全に魚が乗った感触。
巻き上げを開始すると、ググーとしめ込み。エサはユムシで鈎は丸セイゴ17号、良型に間違いありません。クレカレイ氏に網の準備を頼みます。
いよいよ手前まで寄ってきて、姿が間もなくみえようかと言う時、
「スポッ」。まるで音がしたのが聞こえたかのようでした。(T_T)
岸から10mくらいのところに藻場(ワカメ帯)があり、そこに差し掛かったところでした。それがあるのは分かっていたので、早く浮かせようとかなりな高速巻上げをしていましたが、それが悪かったのか・・・・・
結局、痛恨のバラシの後、満潮からの下げを待ちますが、その後は魚信もなく、突然雨が降り出しアタフタと撤収。パンツまでは免れましたが、車に着いた時には、髪の毛から雫が落ちる始末。(T_T)
宿に入って、髪の毛だけは乾かし、腹ごしらえに出撃。
実は私は下戸ですが、三陸の幸を味わうには居酒屋が一番かなと言う事で、ククレカレイ氏と夜の石巻の街へ。

石巻市は、漫画家石ノ森章太郎の記念館があり、町のあちこちでそれに因んだものを見かけます。
これは、郵便ポストの上に立ってた。
他にも、普通の家の壁にサイボーグ009のイラストが書いてあったり・・・・
境水道の近くは水木しげるの出身地で、水木しげるロードとかありますが、どちらも水道が好釣場で、なんか似てるなー。
居酒屋では、ククレカレイ氏がすかさずカレイの唐揚げをオーダー。
カレイの種類はヤナギカレイと言うそうですが、美味しかったです。
でも、関西人にはちょっとポン酢が濃かった。

お腹一杯食べたら、明日に備えて9時過ぎには、爆睡モードでした。

■5月17日
渡波にある釣具屋さんで、エサの仕込みと情報収集。
13日に60オーバーのイシガレイが出たと聞き、思わず「ユムシ20個」と口走りましたが、生憎ユムシの残数が無く、二人で五個づつ。(T_T)
ジアイまで温存するしかありません。

渡波の津田釣具店に張ってあるポラロイド写真。
「掛け布団級」のイシガレイがずらり。(@_@)
確かに最新は、13日に60オーバーが出てました。

今日は天気予報も問題ないので、渡波の大波止のかなり奥まで行ってみることに。
根元から歩いて最初の曲がり角の手前に私。少し戻ったところにククレカレイ氏がぞぞれ釣り座を構えます。全日本カレイの日ともなればものすごいキャスターで埋まるのでしょうか。

私の釣り座
ちょうどテトラの際あたりなど、上げ潮の時はかなり良さそう・・・
船道付近にもきっとカケアガリがあるに違いない・・・・

さて、潮があまりにも速いので、私は近投専門。ククレカレイ氏は、外向きにも投げています。最初にカレイを上げたのは、ククレカレイ氏。

テトラの向こうから、イシガレイを抜き上げて、得意満面。
しかし、私もあとで登ってみましたが、「良い子は真似しないように(^_^;)」級のテトラでした。コワ〜(^_^;)
イシガレイ32cm

サイズはここにしては、小さいですが、昨日からサッパリカレイの釣れていない私は、かなりヤバイ雰囲気に。
しかも、昨日は痛恨のバラシ。「もしかしてあれで終り?」と言うような不吉な考えが頭をよぎります。(^_^;)
潮は相変わらず飛ぶので、ひたすら近投で必死の誘い。すると・・・・

辛うじて、20.0cm。(^_^;)
どうせ近投しか出来ないからと、小針を使ってました。

「リリースやろ?」と散々からかわれますが、鈎を飲んでたのでキープ。ここからが勝負です。
どうもあっちの方がクサイとククレカレイ氏はポイント移動。

移動した後のククレカレイ氏の釣り座。下げ潮でもテトラの陰になる部分はタラーっとした流れで、エエ感じでした。

私は、もとの場所で相変わらず近投。ここまで根掛かりも相当ひどく、ジェット天秤にチェンジして、テトラ際を攻めます。
すると、「カガーン」。完全にアイナメのような魚信。すかさずダッシュ。根に潜られては大変です。
そして、引き抜くと同時に、「ドリャー、これがアイナメじゃ〜」と叫んでおりました。ガラ悪〜ぅ(^_^;)。

これでAランク終了。
実寸37cm。太い!

「太い〜(@_@)」と、目を丸くするククレカレイ氏。実はククレカレイ氏はまだランクのアイナメを一本しか釣ってないとのこと。しかし、先日のOLMでしおざきさんが釣ったのも太かったけど、これも太い!
気を良くして、同じポイントを責めます。
再び、
「カガーン」
「タモやー」。しかし、ククレカレイ氏がタモを持って駆けつけてくれた時には、腰が抜けそうになりながら抜き上げておりました。(^_^;)

ものすごい近投だったため、こんなカレイでもものすごい魚信でした。
しかも全遊動天秤ではなくジェットで。
24.5cmしか無い・・・・(T_T)
魚信は、ランク級アイナメのような魚信でした。

「こんなんで呼ばんといて〜」とククレカレイ氏。
うーん。(^_^;)
続いてククレカレイ氏マゴチをゲット。

初めて釣ったマゴチとのこと。
「これひょっとして、ランクとちゃうの?」と期待一杯のクレカレイ氏。
しかし、ランクは確か40以上のはずでは・・・と手帳を見るとやっぱり40から。
「いや、40あるかも知れへん」と諦め切れないククレカレイ氏。
実寸37cmでした。「スンタラ」(^_^;)。
ユムシを丸飲みだったそうです。

で、ウダウダ喋ってるあいだに潮がだいぶ緩んできます。
例によって、実は私は竿を見ていなかったのですが(^_^;)・・・・・・・・

「竿先が海中に突っ込みそうな」魚信でアイナメ41cm。
その興奮覚めやらぬ間に、続けてもう一本の竿にも激震・・・・があったそうですが、必死に写真など撮っていた私はまたも見逃しました。(^_^;)
とにかく鈎を外す間もなく立て続けにBランクのアイナメ2本。
ほんとすごい釣場です。(@_@)
すごいといえば、潮流も。
錘を15発くらい飛ばしました。いる魚が魚なので、ハリス、モトス6号通しの一本鈎でやってましたが、力糸ごともっていかれるケース続出。
力糸なしの8号通しくらいの方がいいかも。

ここに来てククレカレイ氏は、アイナメしか見えなくなってしまったとかで、釣り座を再び移動。近投作戦に出ますが、その後は神様は微笑んでくれませんでした。
日没ギリギリまで待っても、満潮の潮の下げ初めにはあたらず、大きなイシガレイは夢と消えたのでした。
もう少しだけ早い時間に満潮になっていれば・・・・・・・


第二話:「マコガレイはもっと好き」編に続く・・(^^)