2003年11月1〜3日の渡波
(宮城県石巻市)


昨年の「ふくらはぎ級」アイナメが忘れられず、そしてまた、全日本サーフで言うところのDランクのカレイをどうしても、どうしても一回釣りたくて、四回目となる東北遠征に行ってきました。
今回は、JALとJASの経営統合効果などで、マイレージバンクがたまり、航空券はタダ!(^^)
辛〜い出張を、海外含めてたくさん行ったんで、たまにはこういうことも無いとね。d(^^)
9月から予約していましたが、キャンペーンで15000マイル必要なところが、12000マイルでok。
今回行っても、もう一回近距離なら行ける分が残りました。

さて、11月1日。嫁と子供を尼崎の嫁の実家に下ろし、実家から車で1分のサワムラでエサの仕入れ。そのまま車で空港へ。
荷物を宅配で送っても重量的に重いので、大阪空港の高めの駐車料金を払ってもそんなに変わりません。
仙台空港には昼頃到着。東北とは思えない暖かさと、そして良い天気!(^^)
きっと日ごろの行いが良いのでしょう。(゚O゚)☆\(^^;) バキ!
取り合えず、マコガレイを手堅く数を揃え、あわよくばアイナメのCランク、Dランクをと、石巻市渡波の波止の根元に向かいます。
昨年まさにここで、アイナメのランク入れ食い。そして忘れもしない、痛恨のCランク(以上?)のアイナメバラシ。
春にはマコガレイもたくさん釣った場所でもあります。
期待満々で、投げます。しかし、のっけから20cmクラスのアイナメが入れ食いに。
去年はこんなの2〜3匹しか居なかったのに、投げても投げても、そればっかり。片っ端からリリース。あと二日もあるし、20cmのアイナメは明石(地元)にたくさんいます。
一匹だけ25〜6cmのが来ましたが、躊躇せずリリース。
結局、この日は最後までアイナメの20cmと戯れて終りました。ま、あと二日あるし・・・と初日は余裕で引き上げ。
明日の分のエサを地元の津田釣具で購入。ついでに最近の釣果を聞くと、早い時期に60近いのが一枚上がって、それっきりとのこと。
40くらいのがたまに上がるくらいですかねーとも。(T_T)
しかし、実績的にはイシガレイの大きいのと言うと、やっぱりここですし、あんまり他の釣り場も知らないし、次いつ来られるか分からないのに冒険も出来ません。明日も渡波でやることにします。

二日目、朝4時に起きて、トイレも行き(^_^;)、食料もたっぷり仕入れて、夕方まで粘る体制です。
渡波の長〜い波止を、キャリーを引いて歩いていきます。車がたくさん止まっていたので、いやな予感はありましたが、狙いの最初のコーナー付近には、既にバリバリ級の投げ釣り師が二人。仕方ないので、さらに奥へ。
夜明けから、戦闘開始。遠近投げ分けて、魚信を待ちます。
しかし、ここはアイナメの小さいのもいません。

電信柱毎に投げ釣り師。
みなさん、「何本目」と言うマイポイントがあるのでしょう。

やっぱり、釣具屋さんの情報通りか・・・・と半ば諦めかけたとき、隣のバリバリ投げ釣り師(千葉サーフのN本さん)が何か釣って、タモ入れの為に、お連れさんを呼んでいます。
で、見に行くと・・・・・・・・(@_@)

千葉サーフのN本さん。
二人で千葉から来られてました。これで、Dランク終了(50cm以上を二匹)だったそうです。

実寸59.5cmのものすごいイシガレイでした。魚拓なら余裕で60を越えるでしょう。(@_@)(@_@)(@_@)
おるんや〜と心の中で叫びつつ、見せていただくと、もう本当にカレイとは思えない大きさ。
最近太陽の活動が活発で磁気嵐の為に人工衛星も機能停止したらしいですが、このカレイもなんか特殊なものが作用して巨大化したとでも言うか、「モスラ」と言うかとにかく異常に大きい。カレイではなく別の生命体に見えてしまいます。(@_@)

よーし、次は俺が・・・・・・と、気合を入れなおします。
で、私にもついに渡波初のイシガレイが来ました。ここは、イシガレイ釣り場として有名なのに、マコガレイばっかり(狙って)釣っていた私にも、ようやく初のイシガレイ。しかし・・・・・・・・・(-.-)

渡波でたぶん初めて釣ったイシガレイ。上のカレイと同じ生物とはとても思えない17cm。
写真を撮ってるのをまわりの人に気づかれないように、コソコソ撮りました。悲しい・・・・・(T_T)

16号のカレイ針が口元にしっかり掛かっていましたが、飲み込んでいなかったので、丁寧にリリース。
「大きくなれよ〜(T_T)」と祈りつつ・・・・

結局、その後竿先はピクリともせず、夕方になってしまいます。
「60cmが上がったそうですね(^^)」と、私よりも先端に入っていた引き上げる人に、私が釣ったと間違えられ、「いえ、釣ったのはあっちの人です・・・」と答える時の侘しさ・・・・・・・
しかも、地元神戸からは、「どうですか?(^^)」と半ば○ウズを期待せんばかり?(^_^;)の激励?の電話攻撃。
うーっ、明日こそやっちゃる〜

三日目、最終日です。ここまで二日間、釣果らしいものも無く、東北まで来たかいもなにも無い状況。
今日こそ結果を出さねば・・・・・・・
昨日N本さんが釣ったポイントは、ほぼ船道で、私が入っていたポイントからは、少し遠く、後ろも狭い為、ぶら下げ投法では充分届かない距離でした。三日目の今日は、どうしても最初の狙い通り、アイナメもカレイも狙える最初のカーブのところ。
あそこなら、後ろが広く取れ、錘を置いて投げられるので、遠投も充分できます。しかし、休日にあそこに入るのは、至難の業。
最後の一日にかけるため、前日よりもさらに1時間行動開始を速め、午前三時に起床。
真っ暗な波止を歩いて行くと、スズキ狙いのルアーマンが一人いただけで、狙いのポイントに入ることが出来ました。(^^)
昨日N本さんが釣られたポイントよりも少し根元側の、今年の春にアイナメのBランクを2本続けて釣った場所です。
朝方が干潮なので、潮が動き出すタイミングを外すまいと最初から四本体制。
準備してたら、昨日のN本さんが、「きょうはここですか?」と一声掛けて、さらに先端に歩いていかれました。
アイナメも欲しいので、近投2本、遠投2本で攻めます。
中途半端な距離にはヒトデしかいないのは前回釣査済み。
しかし、大きなアイナメが来るはずの近投の竿には、やっぱり20cmのアイナメが入れ食い・・・・・
仕方なく、もうすこしだけ投げると、案の定ヒトデ。うーん・・・・・・
そうこうする内、潮が結構動き出します。昨日はサッパリ動かず、タイミングがわかりませんでしたが、今日は行けそうな感じです。
観音回ししていた竿の内、一本が停止。
あれっ?と思って合わせると、ズシッ。
これは????と期待して巻上げ開始。すると、カレイ特有の締め込みが・・・・・\(^o^)/
しかも手前まで来て、グイグイ下に潜ります。これは完全に良型。心臓が高鳴り始めます。
ここで来たからには、最低でもCランクかぁ〜

残念・・・・・実寸35.5cm。
※関西のみなさん、なぜこれが残念かとお怒りの方もおられることでしょうが、ここは渡波、Dランク(50cm以上)のカレイ釣り場なのです。
関西では、完全に大物の扱いになる35.5cmのイシガレイ。
しかし、ここでは、ほんの子供なんです。マジで。(T_T)

がっかりしていると、地元のおじさんが寄って来て、「カレイ釣れて良かったね」と言う意味の宮城言葉をいわれたのですが、私が「小さいですわ」と関西弁で言うと、「そうですね(^^)、でも釣れたからいいんじゃないの」とニコニコ。
やっぱり、ここではほんの子供なんや〜(T_T)
ま、これでも一応ランク級なので、釣果報告を心待ちにしている?地元神戸のみなさんにひとまず電話。
「良かったやん」とみんな嘲笑を含んだ??(^_^;)慰めの言葉を掛けてくれます。
「な〜に、これからやがな」と強がりを言ってみせたものの、枚数が出るような感じでもないので、「もしかしてこれで終わり???」といやな感じがしてきます。
しかし、釣れたのはやっぱり遠投でしかもユムシに来たので、全ての竿をユムシに変えて、全て遠投開始。

潮がやや緩み始め、いわゆる「上げ八分」になったころ、今度も観音回ししていた一本の竿の動きが止まっています。
合わせると
「ズシッ」。
あっ、もしかして・・・・・・・・・・・
巻き上げ開始。しかし、先ほどのよりも軽く巻き上げ出来ます。さっきのよりも小さいかも。
が、手前にかなり寄った時、
さっきとは比べ物にならない力強い泳ぎで下に潜ります。(@_@)
「え゛っ?」
そして、水面に浮かんだ姿を見た瞬間!!
「網お願いしまーす」と、叫んでいました。だれに向かって言ったのか、判然とはしませんが・・・・
しかし、隣の補聴器を付けたご老人には、聞こえなかった様子。もうこの段階で心臓バクバク、目は白黒、腰は殆ど抜けかけ状態。
必死の思いで、タモを掴み、かっこよく網を伸ばしたものの、鳥取一文字に合わせて買った6.3mの玉の柄は完全にここでは長すぎ、網はカレイの遥か向こうへ・・・・・・・・
実は、タモはいつも持っていますが、自分で自分のを掬ったことは無く、大概のものは抜いています。鳥取で二回ほど、ククレカレイ氏に入れてもらったくらい、。大物慣れしていないと、本当に釣れた時にパニックに・・・・・・(^_^;)
震える左手を何とか動かして、柄を引っ張り、やっとカレイを掬いました。
「デカい・・・・・・・(@_@)」
さすがに、ギャラリーが少し集まってきます。

集まったギャラリーの方に撮ってもらいました。
重くて、真っ直ぐ持てませんでした。
お顔のアップ。
いかつい!
実寸51.5cm。
もちろん自己記録更新、そして初めてのDランク。
さすがにここまで来ると、イシガレイとは言いながらものすごい厚み。先日の地元で釣ったマコ39.3cmとは全くボリュームが違います。

東北へのチャレンジ4回目、イシガレイ狙いでこの波止に入ったのは二回目ですが、幸運にもゲットすることが出来ました。\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

普通、「疲れが吹き飛ぶ」なんて表現を使いますが、ジアイかも知れないので取り合えず打ち返しだけやった後は、しばらく放心状態・腰くだけ。(^_^;)
何しろ昨日から、重い荷物を引きずっての波止の往復と、フルスイングの連続。しかも今日は潮が結構流れて、流れ藻の巻上げも重く、もう全身の筋肉がパンパンです。
千葉サーフのN本さんのところに行って、カレイを釣ったことを報告すると、「おめでとう(^^)。ここまで来た甲斐があったね。」とポーンと叩かれました。(^^)
先端の方は、全く何も釣れないとのことで、N本さんも横に移って来られます。そして第一投でイシガレイの30チョイのをゲット。30分後にも同サイズを続けてゲット。さすがだ・・・・・・
一方、腰が抜けてしまっている私は、遠投力も落ちてきて、手返しも散漫に。飛ばないなら、最後にアイナメでも・・・・と近投にチェンジしましたが、アイナメはついに姿を見せず。
13:30、三日間楽しませてくれ、そして最終日に大きなプレゼントをくれた渡波の波止を後にしました。


■釣りのまとめ
渡波へ釣りに行こうと思っている人もおられると思うので、私なりに渡波攻略法を・・・・
タックル:ことイシガレイに関しては遠投有利なので、「短めの」遠投の効く竿が最適。並継ぎの405CXとか。
波止は後ろが狭いので、長い竿は不適切です。魚心竿のVERON(3.9m)とか絶対に良いと思う。
スピンパワー425BX-Tで十分振り幅を取れなかった人は、竿が先だけ曲がって穂先を折ってました。(竿がつの字に曲がって)
エサ:一日ユムシ10個目安。マムシ、イワイソ等は無くても十分。ヒトデに食われた時だけユムシを付け替える。
実は、51.5cmを釣ったエサは、朝からずっと付けたままのものでした。前日59.5cmを釣られたN本さんも同じように朝から付けたままのユムシで釣っておられました。
エサは現地でも調達できますが、ユムシをブクブクとかではなく、マムシのようにヒルイシを詰めてもらえば、こちらから持って行っても充分もちます。
錘:30〜35号
釣行日:大潮の時は本当に大変なスピードで流れるので、小潮周りが良いでしょう。
道糸:トヨフロンエクセルサーフ3〜4号が絶対のお勧めです。別に何かメーカからもらっている訳では無いですが船の往来がかなりあり、水深はそんなに深くないので、沈むスピードが速いフロロカーボン道糸が良いです。
タモ:網直径60cm、柄は一番短いの。
仕掛け:全長1.3m一本針。アクセサリ類無し。針は今回はカレイ16号を使いましたが、もう少し大きい方がいいでしょう。


【釣行日 】2003/11/3
【時間  】3:30-13:30
【対象魚 】イシガレイ、アイナメ
[ポイント]宮城県石巻市渡波
[水深  ]不明(浅い)
[気象状況]くもり
[水温  ]?℃
[潮   ]長潮
[水況  ]普通
[タックル]New Surf Leader 405CX-T、Super Aero EV他
[仕掛け ]遊動Hit天秤35号
      道糸フロロカーボン3号、自作仕掛けカレイ針16号モトス、ハリス通し5号(本当は6号がベスト)
[餌   ]ユムシ、マムシ、アオイソメ(2枚ともユムシに来ました)
[釣果  ]イシガレイ 51.5cm(拓寸は、魚体が縮んでしまい、52.0cm止まり)、35.5cm
[備考  ]
この釣行記の編集したものが、週刊釣りサンデー最終号に掲載されました。月間「関西のつり」主催「関つりオープン」で「金」のステッカーを頂きました。又、全日本サーフ、兵庫協会の年度賞で2003年度イシガレイの部第2位になりました。