2006年5月19〜21日の東北遠征


今から5年前、私は初めて飛行機で東北遠征に行きました。あれから5年、何回か東北に行きましたがいまだDランクのカレイのもう一匹は埋まってはいません。また、アイナメのB、C、Dランクも空きが十分。
昨年は忙しくて遠征を計画できるような余裕が全くなく、折角たまったマイルも何千マイルか切り捨てになってしまいました。
今年は、絶対行くぞと3月頃から計画を練っていました。
いつもの相方に声を掛けてみると、恐らくその時期海外出張との回答。一人で行こうかとも考えましたが、JALの「お友でマイル割引」を使うと私は一万マイル、同行者は片道一万二千円で東北に行けます。そこで、三月末頃に遠征に行きそうな知り合い数名の方に声を掛けました。OKの返事があったのはふぐたろうさん。二人で金曜日は休暇を取って、二泊三日で東北遠征が決まりました。
日程は5月19日〜21日。潮は小潮で、渡波の激流では通常とは逆に、持ってこいの良い潮。
前後を見ても、やはりベストな潮回りはそこしかありません。絶対釣れると確信。
GWが過ぎ、だんだん日程が近づきます。仕事の都合でNGになる可能性もあり、ドキドキしながら過ごします。飛行機、宿、レンタカー、エサと着々と予約。
何とか日程を調整して、いよいよ5/18日夜。ところが全てうまくは行きません。天気予報では金曜から土曜が本降りに近い雨(>_<)。ま、天候だけはどうしようもないので、雨具をしっかり用意して行くしかないでしょう。

■5月19日(金)
5月19日、行きの便にドンピシャの時間に空港に到着。すでにふぐたろうさんはロビーで大量の荷物を抱えて待っていました。
早速チェックインを済ませ飛行機に乗り込みます。
行きの飛行機では釣りの話をしていたので、あっと言う間に到着。
レンタカーはヴィッツ。二人の荷物を積み込むと殆ど満杯ですが、何とか収まりました。空港周辺は降っていたものの、石巻に近づくと降っていません。しかし、正確な天気予報通り、釣りを始める頃には、ポツポツと雨が降り始めました。

エサの調達に立ち寄った津田釣具の天井に張ってあった魚拓。
全サの人ではないようです。ボート? これだけでなく他にも多数の50オーバーの魚拓が張ってあります。

膨らむ期待・・・・

車から荷物を降ろしていると、着替えの入ったバッグが一つ足りないことに気づきます。ポカーンとしてしまいましたが、忘れた場所はどう考えてもレンタカー屋しかありません。ま、着替えは最悪買えばいいかと、カッパを用意・・・・
Tsuchy:「あっ(>_<)」
ふぐたろうさん:「どうしました?(?_?)」
Tsuchy:「カッパもあのバッグの中ですわ・・・(T_T)」
結局、カッパ無しでは本降りになる雨を絶えられるはずはないので、作業着屋さんに買いに走る羽目に・・・
一番安いのが\1980だったので、とりあえずそれ。しかし、このクラスのカッパは、湿気が逃げないので、パンツまで濡れるパターン。ま、忘れたので贅沢は言えません。
Tsuchy:「ま、悪いことがあったらその分良いことがあるでしょう(^^)」とふぐたろうさんに言いながら、実は自分に言い聞かせながら、釣り場に向かいます。
初日はいつも通り、渡波の付け根。ここはファミリーが良く釣りに来ますが、どうしてなかなかの釣り場で、アイナメのCをバラしていますし、マコは45cmまでなら出ると聞いています。
が、だんだん強まる雨と、小さいアイナメの攻撃に耐えかね、初日は16:00で納竿。巻いた最後の竿に、申し訳なさそうに手のひらクラスのマコガレイがついていました。(^_^;)
夜は、石巻市内の居酒屋でお腹一杯食べて、ふぐたろうさんと、本当にいろいろな話で盛り上がりました。

■5月20日(土)
いよいよ本日は渡波の大波止奥を攻めます。行く前から、ふぐたろうさんは、「この時期どうなんでしょうねぇ・・」と今ひとつの感じ。しかし、なぜか私には絶対出ると言う確信のようなものがありました。
雨は相変わらず降っていましたが、今日はパンツまで濡れようが、やるしかありません。
朝4時に起床しますが、既に周囲はかなり明るくなっています。二人の住む関西より30分くらい早い夜明け。
急いで波止場を歩いていくと、予想通り既に投げ釣りの人が一人。しかし、道具立てから見ると、サーフ系ではなく、地元の釣り人。
ここと言うマイポイントなのか、かなり波止の手前に竿出しされていました。
さらに先に進むと、狙いのナーにはなんとだれもいません!(^^)。これは、釣ったも同じとかなり気分が良くなります。
折角の一級ポイントなので、三脚共有で二人で竿を出すことにしました。

渡波の一級投げ釣りポイント。ここは鉄板の分だけ前に余裕があり、遠投しやすい場所です。
ここより根元側は後ろが狭く、少し投げにくくなります。
ふぐたろうさんが上のポイントより右の、テトラの隙間から投げてイシガレイの35cm。
雨が上がりやっとやる気が出てきた頃、お約束の近投でアイナメ36.5cm

昨日からさんざん降り続いた雨もようやく上がり、アイナメも釣れて気分は上向き。午後のジアイ(干潮からの込み潮)は全力で戦えそうです。
潮が干潮で止まりました。いよいよです。しかし釣れたのはとりあえずこんなヤツ。

カジカ(寸たら)
きっと食べたら白身で美味しいのでしょうが、今ひとつ食欲が・・・(^_^;)

こんな写真を撮って遊んでいるうちに、干潮の潮止まりは一瞬で終わり、仕掛けが全て左に流されだしました。
こうしてはおれないと、新しいユムシに付け替えて、順次投入し直します。
で、エサを付け替えた最初の竿に、完璧にカレイの締め込み。巻き上げるときにはカレイに間違い無いと思いましたがサイズが??
上がってきたのは、25〜6cmのイシガレイ。ビッグサーフ17号に刺したユムシを丸飲み。

こんなサイズで17号+ユムシも針も丸飲み。

Tsuchy:「なんで、こんなん飲むかなぁ・・(^_^;)」と外してリリース。
その直後おじさんがやってきて、「ここはこれから打ち上げ花火の会場になるので、すぐに波止場から出て下さい。」と告げて回っています。あー折角のジアイかも知れないのに・・・・と思いましたが、潮がさらに速くなり、ほぼジアイ終了かと思われたその時です。
ふぐたろうさん:
「Tsuchyさん、これ魚かも知れへん!」と少し上ずった声。
見ると竿を大きく曲げています。
ただならぬ気配を感じて、タモを持って走り出します。すると・・・
ふぐたろうさん:
「あっ、やっぱりカレイですわ!」と控えめな声。
しかし、海面を見ると
今まで見たこともない巨大なカレイが沈みテトラの上をゆらゆらしています。波もあるのでこうしてはおれません。干潮で見えている沈みテトラの手前のコンクリート部分に飛び降ります。
網で掬おうとしましたが、沈みテトラの上に乗ってしまっているので、網が入らない!
丁度波が来たので、力糸を掴んで、「エイ!」と波に載せて手前のコンクリートに引き込みました。しかし、また波が来ると持って行かれてしまうので、そこで強引に網に押し込んで何とか身柄を確保。下から網で私が上に「揚げました。」
※掲示板の書き込みのオチです。オヤジですいません。(^_^;)

見よ、この巨体!(@_@)。
これが釣りたいために、遠路ここまで来るのです。
それにしても、釣り荒れと言う言葉はここには無いのでしょうか。一体60オーバーは何匹いるのか??

実寸64〜5cmと思われるこれぞ渡波の立派なイシガレイ。
釣ったのは自分ではなかったものの、「やはり釣れた」と言う安堵感と言うか、不思議な気持ちでしばらくボーゼンと眺めていました。
しかし、折角ふぐたろうさんに釣れ、ジアイなのに、私は道具を片付けないといけません。神様はなんて残酷なんでしょう。(T_T)
これがカッパを忘れたケチの付き始めの終末かぁ??
ま、それはそれ、きっと明日は良いことがあるだろうと、潔く道具を片付けます。
今夜は、寄磯に行かねばならないので、魚拓をどうするかが問題。結局、津田釣具で預かってもらえることになり、魚拓も取ってもらえるとのこと。
夜は、寄磯の民宿で、郷土料理に舌鼓を打ち、自分が釣ったアイナメの刺身も作ってもらって満腹。早めの就寝で翌日に備えます。

■5月21日(日)
寄磯の大波止に入ります。5年前に来た時は、船で渡してもらいましたが、現在は陸続きとなっています。

寄磯の大波止
根元のところまで車で入れます。現在尚拡幅工事中。
沖向きに投げますが、生体反応があったのは、捨石の際だけ。

日曜日は工事はしないだろうとの読みは外れ8時前には工事の人がたくさんやって来ました。てっきり怒られて追い出されるものと思っていたら、「釣りはしてもらっていいけど、クレーンが回ってきたら頭下げて下さいね(^^)」。
一体どういう安全管理なんだぁ???(^_^;)
ま、取りあえずいいってことなのでそのまま釣りを続けましたが、ゲットできたのは捨石際にいたオカズクラスのマコガレイとこれまたオカズクラスのアイナメだけ。ここは地続きになってさすがに釣り荒れ?
しかし、工事の人が言うには、「もう少し暖かくなればここも良く釣れますよ(^^)」とのこと。
結局良いとは言われたものの、危ないので、9時に撤収。
今移動すれば、また渡波で竿が出せます。以前からやってみたかったサンファンパークの整備用道路に向かいます。
しかし、渡波に着くと、サンファンパーク側は正面からの強烈な風。また、水深がかなり浅そうなことが判明。秋ののっこみなら浅場にこそ大物がいそうですが、さすがに春はそれはないかな?
結局初日と同じポイントで竿を出すことに。

穏やかそうに見えますが、強い西風で、船釣りの人も水道から外に出られず、水道内で投げたら届く距離で釣りしてました。
ふぐたろうさんの釣り座
前日の反動か、この日はふぐたろうさん音無し。
アイナメAランク。この直後にも同サイズをもう一匹。

船釣りの人に当たらない距離の近投で続けてAランクのアイナメを2匹ゲット。何とかおみやげは確保。
しかし、イシガレイ釣り場とは言え、今回でアイナメのBは終るはずだったのに・・・・
14時、帰りの飛行機のタイムリミットとなり、半分ボーゼンとしたまま、釣り場を後にしました。

■エピローグ
空港で荷物を預けようとすると、カウンターのおねいさんがいきなり電卓を取り出します。
「ヤバッ(>_<)」と思いましたが、案の定「荷物が規定の重さを超えておりまして・・・」
今まで来た限りでは、重量オーバーは認識していたものの、超過手荷物料金を実際には請求されたことはありません。しかし、今回はブーツとか着替えのバックとかいつもより個数が多かった為に目だってしまった模様。
粘って機内に1つ持ち込むことにして値切り倒して\2000で済みました。ホッ(^_^;)。
しかし、それで済まなかったのはふぐたろうさん。いろいろありましたが、結局一万円近い超過料金となり良いことがあった分だけ?最後に不運が待っていました。
でも一万円で巨大イシカレイが釣れるなら、私が喜んで代わってあげたのに・・・・(T_T)
さて、くだんのカレイですが、拓寸で大阪協会の協会記録として申請することとなった模様です。
もし、私が釣っていたら当然兵庫協会記録が更新されていたと言う大きなカレイでした。日本記録には少し届かないようです。
公式の拓寸が何センチかは、全日本サーフ公式HPの大物ニュース速報に掲載されると思いますので、そちらを見て下さい。

【釣行日 】06/05/19〜21
【対象魚 】カレイ、アイナメ
[ポイント]石巻市渡波、寄磯
[潮   ]小潮
[水況  ]普通(水温は低かった)
[タックル]Pro Surf 425CX-T、Power Aero 10000他
[仕掛け ]遊動Hit天秤30号
      道糸フロロ3号、モトス・ハリス7号通し、針:OCビッグサーフ17号
[餌   ]マムシ、アオイソメ、ユムシ
[釣果  ]アイナメA3、同行者はイシガレイD1、A1
[備考  ]