2009年4月11〜13日の内之浦


万国博覧会が開催された、1970年。アポロ11号が月面着陸した
1969年の次の年です。
日本の成長はピークの時代であって、日本初の人工衛星が打ち上げられた場所が、鹿児島県の内之浦です。(旧内之浦町、現在は平成合併により肝付町)

記者会見で、偉い人が「我が国初の人工衛星を『おおすみ』と命名します。」と、テレビで言っていたことが、今でも鮮明に思い出されます。科学大好き少年は、新しい時代の幕開けに、ワクワクしたものでした。

(どこやらの国の、きな臭い『人工衛星』打ち上げとは、だいぶ雰囲気が違ってましたね。もっともあちらの国も、国内では盛り上がっておられるようですが・・・)


さて、21世紀・平成の現在、内之浦は、巨大ベラ釣り場として、世間から見れば、極一部の我々全日本サーフ会員に超有名な場所になっています。
また、他の魚も大きなものが数出ており、『事件』の起きる釣り場として有名です。

二月の熊本遠征に続き、次回九州に行くなら是非内之浦と考えていましたが、ベラに関しては、最近はあまり良い話題がなく、釣り荒れの可能性も指摘される中、それでも夢を求めて、例によって航空会社のマイル利用で行ってきました。

■4月10日(金曜日)
エサの段取りやら、集合時間の決定のため、ククレカレイ氏に連絡。
エサを帰りに調達しておいて欲しいとメールを打つも、電話してみると、
ククレカレイ氏:「夕方までには時間があるから、明日買った方がいいで(?_?)」
Tsuchy:「何を言うてまんの、飛行機出るの明日の朝やで!(−−〆)」
と言うことで、のっけから先が思いやられる、マジボケと突っ込み。

■4月11日
朝、ククレ氏、フグ名人師匠と拾い、エサ屋でたっぷりエサを仕込んで、大阪空港発のJAL便で、鹿児島に向かいます。
行きの飛行機の中では、「三人三日もやれば、何か『事件が起きるでしょう』」と話したり、鹿児島の空撮釣り場ガイドを見ながらワクワク。
あっと言う間に鹿児島空港到着。陸路だと九時間くらいかかりますが、飛行機は速い!
高速代1000円といわれても、さすがにその時間ロスと疲労を考えると、鹿児島まではなかなか・・・
今回は、三人なので、借りた車はやや大型のトヨタアイシス。
三列目を倒して荷物を積み込み、一路内之浦を目指します。
田舎道を走っていくので、農作業の紅葉マーク付軽トラやら、道路を庭と思っているお年寄りなど多く、ゆーっくり走って、二時間弱ほどで現地到着。
初日は、船が沖に出てしまっているので、内之浦漁港で開始。
私とククレ氏は、岸壁から、フグ名人師匠は、波止の先端に釣り座を取りました。

明るい内は、寸たらのエソが身エサで来る程度で、結構退屈。
夕方、フグ名人師匠の竿がぶっ飛び(PE道糸、ドラグ締め)、ハタ類をゲット。
根に二回潜られ、30分掛けて取り込んだとのことで、粘り勝ち。
気の短い私は、とてもそこまで待てません。さすがです。

※写真はククレ氏ブログからのパクリです。

ハタ類は種類が非常に多く、種類の特定が難しいとのこと。それにしてもうまそうと言ったら、翌日の夕食になることに。

私はと言うと、身エサにあたりがあり、合わせると長〜いウミヘビ。
全長2mはあろうかと言う、恐ろしさ。

ククレカレイ氏、「竿が入った〜」の嬌声で、イラの大型をゲット。
40cm台後半のため、イラの年間賞に絡みそう。
得意満面のククレ氏。

事件と言うには、まだやなと思っていたら、初日の『事件』は、そのあと起こりました。
フグ名人師匠が、タモ網に何か獲物を入れてこっちに歩いてきます。
フグ名人さん:「外道中の外道ですわ」
で持ってきたのがこれ。

これは『アレ』です。
こんなでかいの中々見られません。

大型です。もちろん長い人生、何度かは食べたことはありますが、これほど大きいものにはお目にかからなかったと思います。

フグ名人さん:「クーラー氷入ってないんで預かっといてくださいよ(^^)」
と獲物を残して釣り場に。

残された獲物を前に途方に暮れるククレカレイ氏と私。
最初クーラーに入れようとしましたが、ハタとイラが傷付きそうでアウト。
捌いてから入れようとしましたが、二人とも動く敵に腰が引け、こちらも断念。仕方なく、ククレ氏のバケツの中に。

しばらくして、漁協のパトロールと言う人がきました。
ニコニコしながら、「釣れますか?ごみは片付けといてくださいね(^^)」といわれたので、
「はい、もちろんです」と答えました。

しかし、そのあとすぐに、何と!
「密漁の110番通報がありました。その場を動かずに、質問に答えてください!」と、『捜査』の文字が書かれた、帽子をかぶった警察官が現れました。
後で考えたら、漁協の人は、先行で確認に来ただけのようで、既に後ろには、警察が準備万端整っていたようです。
あっと言う間に、5〜6人の警察官に取り囲まれてしまいました。
ウッソ〜(@_@)

状況に全く理解がついていかない二人。

物を持っていたのは、ククレカレイ氏のため、いきなり身分証明書(免許証)の提示を求められ、住所確認されるククレカレイ氏。完璧な犯人扱いです。

ククレカレイ氏:「いや、釣りの外道として釣れただけで、密漁やありません。」
ククレカレイ氏:「釣ったのも、私やありません・・・」
ククレカレイ氏:「ほらこの通り、針と糸がついてるでしょう??」
と必死に冤罪をアピールするククレカレイ氏。
漁協の人:「密漁者はそれと同じような釣り方するんです。(-_-)

Tsuchy:「わたしらは、クロダイやスズキを狙っているのであって、そういう物を釣りにきたのではありません。(@_@;)」と、必死の援護。

漁協の人:「そうですよねぇ、たまたま釣れただけでしょ?(^^)」
「そう、たまたまです!!」と大きくハモる二人。

釣ったのは、ククレカレイ氏ではないと言うのは簡単に認められました。
と言うのも、我々の釣り座は、岩礁帯ではなく、そのようなものが釣れるはずが無いことを漁協の人は知っていたからです。
外道で釣れたというのも、漁協の人はすぐ納得してくれましたが、警察はあくまでも淡々と捜査。
釣ったのがフグ名人さんという事で、波止の先端に向かう捜査陣。
とりあえず電話だけはしましたが、どうなることか心配・・・・(>_<)

結果的には、まだバケツの中で動いていて、車に積んでいなかったため、事件ではなく、事故として処理され、漁協、警察立会いのもとリリースして終了。
もし、車に積み込んでいたら、「仕方なく」検挙されていたそうです。今回は110番通報のため、警察も動かざるを得なかったと、後で漁協の人から聞きました。
あぶねー。
実は、宿にもちこんで・・・・・・予定でいました。
確かに『事件』は起こりました。こんなのはもう勘弁です。

■4月12日
気を取り直し、本日は、渡船で一文字波止に渡ります。
元が磯渡しの渡船のため、朝船で出て、午後三時頃上がるというパターンで、波止渡し専門の渡船とは違って自由は利きません。
昨日は、釣果と言い、「事件」と言い、二人に美味しいところをさらわれたので、今日は何とか主役に・・・

いやな情報としては、前日Cランクが三匹出たとのことで、釣り荒れていなければいいのですが・・・

開始直後から、何回上げてみても全てウミケムシ。
近くは小型で、沖ほど良型。先曲がりペンチで針を回して外しますが、時々失敗して、手に毛が刺さります。
痛くて飛び上がるほどではないものの、痛痒いイヤな感じ。
やっと来たのは、24cmほどの赤ベラ。
再び築かれるウミケムシの山。熊野通いでだいぶ慣れてはきましたが、そうでなければ一時間でギブアップでしょう。

だいぶ疲れてきて、そろそろ朝のジアイも終わりかなと言う時間帯、やっときました、ランク物。

赤ベラのAランク(@_@)
少し青になりかけです。
100号記念

しかし、期待とは裏腹に、Aランク。
期待のDランクとは違いましたが、これでようやく大物申請100号です。

ククレカレイ氏:「もう二度と抜かれることはないと思っとったのになぁ(>_<)」
ククレカレイ氏:「気に入らんなあ(−−〆)」

笑い転げるフグ名人師匠。

その後は再び釣っても釣ってもウミケムシで、最後まで大きな獲物は釣れませんでした。
食ったのは、やはりエサを付け替えてすぐだったので、結局のところ、釣果を出すには、根気よく手返しを続けるしかないようですが、さすがに10時間は続きません。満潮時間帯を確認して、集中する時間を決めておいた方が良さそうです。

夕まずめだけもう一度『事件』をと、昨日の波止に入ります。
すると、フグ名人師匠、念願のイトヨリをゲットし、満面の笑み。

41魚種チャレンジ中のフグ名人師匠。
イトヨリはまったくの初めての釣果と言うことで、かなり嬉しそうです。

イトヨリは本当にきれいな魚で、見ていてほれぼれします。
結局
『今日も』主役はフグ名人師匠。さすがの一言です。

夜は、昨日の釣果のうち、『例の物』を除くハタを宿で調理してもらい、おいしく頂きました。フグ名人師匠、ごちそうさまでした。
写真申請OKなので、こういうことも出来やすくなりました。
墨まみれだと、宿も調理はしてくれないでしょう。

姿造りになったハタ。
本来は、鍋物、カラアゲなどが美味しいとのこと。


■4月13日
最終日、通常ここに来ると午前中は寝ていると言うフグ名人師匠を拉致して、朝から「事件」の波止に入ります。
ドラグがジャーと言うアタリを一人だけ味わっておらず、100号到達しても気分は蚊帳の外。今日は、『事件』の起こりやすい波止に入れてもらいます。
で、事件はやはり上げ八分で起きました。
突然一本の竿が、ドラグがジャー。
即合わせましたが、根に潜られて出て来ません。
かなり待ちましたが、そうこうする内にもう一本の竿にアタリ。
迷いましたが、取りあえず出てこない方を放置し、アタリの出た竿を巻き上げます。
手前にきてもかなり強い力で下に潜り込みます。
最初、赤い色と黄色い色が確認できたので、てっきり初日にフグ名人師匠も釣ったアカエイかと思いました。しかし、浮き上がったのは、38cmのイラ。
年間賞に絡むほどの大型ではないので写真を撮ってリリースしました。

かなりかわいいお目目です。イラはかわいい、テンスはかわいくないと覚えると良いそうです。

その後、フグ名人師匠、今度はラバージグで、コトヒキ40cmをゲット(@_@)。
我がクラブでは唯一200号を超えているのですが、さすがに引き出しの数が多い。

ジアイも終わりかと、三人でダベっているとき、再び、私の竿に小当たりが出て、少ししてからドラグがジャー。
最初は魚の感触を感じていましたが、今度も魚の感触を感じつつ、途中でガツン。
どうやら一帯は岩礁帯で、錘が引っかかっているようです。

結局最後に男前になることはできず、初鹿児島遠征は、Aベラとイラで終わりました。

ここは一発場で、ボウズもありとのことでしたので、ランク一匹と、特別大物で魚種を増やせたのは良かったですが、あのアタリを見てしまうと、どうしてももう一度、それなりの体制・仕掛けでチャレンジして見たいと思います。

待ってろよ、大型アカエイ〜(^_^;)